いつまでも
「キラ?」
「なに?アスラン」
アスランが声のしたリビングを覗くと、キラがこちらを見て微笑んでいた。
「キラ、ここに居たんだ」
「どうしたの?」
アスランが微笑んで側へ行けば、キラは首を傾げて問い掛けてくる。
キラのそんな仕草に愛しさが込み上げてくる。
「姿が見えないから捜していただけだよ」
そう言ってアスランが抱き寄せると、キラも体を預けてくる。
触れ合った温さが心地よくて、胸に安堵感が広がる
。
アスランは抱き締めたまま、キラの髪に口づけ手で撫でるように梳く。
キラも気持ちいいのか瞳を閉じて微笑んでいた。
二人で過ごす優しい時間。
言葉が無くても、互いの気持ちが伝わる。
この時が永久に続いてくれれば・・・いつも願っている。
この温もりを失う事のないように、祈らずにいられない。
神様など信じはしないけれど・・・失いたくない。
他の何を失ったとしても・・・
「ねぇ、このまま、いつまでも二人で」
囁いて微笑めば、綺麗な微笑みが返ってきた。
あとがき
短くてすいません;
穏やかな時間を過ごす二人が書きたかったのは覚えてるんですが、
いつ書いたのかは覚えていません。一作目からこれでいいのだろ
うか?自分で不安になってきたよ・・・